2010年11月23日火曜日

今年の気象と農作物への影響①

またまた投稿が大変遅れてしまいました。最近お天気は比較的穏やかで、ひと雨ごとに秋が深まってきています。
今後も北日本では低気圧が通過する時に風雨が強まることがありますが、順調な範囲で季節が進んで行きそうです。
25日に気象庁から3ヶ月予報が発表になり、12月は寒さが厳しいとのことですが、今のところ天気図にはその兆候はありません。厳しい寒気の兆候がありましたらお伝えしてゆきます。
さて本題の今年の気象と農作物への影響ですが第一回は水稲から。
今年の水稲作付け期間の気象の特徴は何と言ってもやはり初期の低温と、その後の高温、北海道ではこれに期間中ずっと悪天候が重なるという、かつて経験のないタイプの厳しい条件でした。
初期の低温では苗の生育遅れから、田植えが1週間から10日遅れたところもあり、作業スケジュールに大きな影響を与えました。その後6月中旬になり今度は突然の好天と高温に見舞われ、イネドロオイムシの多発や稲の急な生育から、除草剤の薬害や不効が発生した所もあったようです。
その後はひたすら異常な高温が続いたわけですが、北海道や北東北ではこれにしばしば悪天が加わり、いもち病が多発しました。高温はフタオビコヤガ(アオムシ)やカメムシの多発を呼びました。
登熟期の高温は稲のストレスとなり、アミロースの生成や乳濁など米の品質低下を招くこととなりました。

こんなに厳しい条件で苦労して作った米が、あんなに安い価格でしか売れないのですから農家さんもたまったものではありません…