2010年12月29日水曜日

今年(2010年)の気象と農作物への影響②

このシリーズは年内に全て書こうとしていたのですが、結局暮れも押し迫ってしまい、年越しになってしまいそうです。
生協のニュースなどから抜粋した今年の気象(全般には春先の低温、6月に入っての急な好天、気温上昇、夏場の記録的猛暑、秋に入っても高温の継続)と農作物への影響について書いてみます。

ばれいしょ(北海道産):今夏の高温多雨などの影響で中心部に空洞のあるものが含まれる
柿(愛知産):春先の天候不順による生育の遅れに加え、9月に入っても夜温が下がらなかったため果皮の色づきが遅れ
なし(栃木産):高温・干ばつによる影響から小玉傾向
トマト:高温による花芽の落下に加え、気温の低下により色がつかないため、収穫量が大幅に落ち込み
えだまめ(山形産):夏場の猛暑の影響により莢だけで実が入らない現象が発生。1本の株から収穫できる総量の約30~50%程度が「実無し」莢となった。
さといも:夏場の高温による不作、9月の降雨影響により収穫量が大幅に落ち込み
ルッコラ(埼玉産):高温・干ばつによる作付状況不良
バジル(神奈川産):台風9号による影響ならびに9月後半からの低温・降雨の影響により収穫できるものなし

年末寒波→年越し寒波

前回年末寒波と書きましたが、全体的に1日位予想がずれ、低気圧の通過は30日~31日、寒波は年越し~三が日に来襲です。
まず低気圧ですが、急速に発達する見込みですので、西日本では風雨、北日本では風雪に注意が必要です。
また年越し寒波は上空500hpaの-30℃線が日本の南まで下がり、寒気の中心は北陸付近まで南下してくる予想で、日本海側は九州まで含め全国的に風雪が強まり、太平洋側にも雪雲が流れ込み、積雪するところがあるでしょう。

またこの先も断続的に寒気の塊が南下しそうな気配ですので、やっと気象庁の長期予報に近づいてきた感じです。
冬野菜の産地では予報に注意して栽培管理をしてみてください。

2010年12月27日月曜日

次は年末荒天&寒波

クリスマス寒波の詳細を書きそびれているうちに今度は年末寒波を書かなくてはならなくなりました。
今回の寒波も500hpaの-30℃線が本州全体にかかるほどで真冬並みですが、年末30日頃通過する低気圧の後ろには今冬一番の寒気が控えています。低気圧が発達しそうですので、通過の際の暴風雪、雨、また通過後の日本海側は西日本、九州まで風雪が強まる恐れがあります。
年末の帰省は注意が必要です。29日~30日頃は避けた方がよさそうです。

2010年12月19日日曜日

南岸低気圧&遂に寒気到来か

今週22日から23日頃通過する気圧の谷とその後の寒気は両方とも要注意です。
南岸低気圧は、コースによっては関東平野でも大雪になるようなパターンですが、今通過中の(低気圧前面の)寒気がそれほど強くないので、今のところ雨の予報です。
また、その後ろにはクリスマス寒波と呼ぶにふさわしい寒気が構えています。
詳細がわかったらまたお知らせします。

2010年12月14日火曜日

強い冬型

現在日本付近を気圧の谷が通過中で、この気圧の谷が抜けると強い冬型の気圧配置となり、初雪が遅れている地方でも便りが聞かれそうです。
寒気も今シーズンでは強い方ですが、大雪の目安と言われる500hpa(5,500m)の-30℃線は東北地方にかかる程度で、例年の真冬並みにはまだ程遠い感じです。
どうもまだ全般的に気温が高い状態が続いていて、どちらかというとまだ南岸低気圧の雨の方が心配です。
前回の投稿で、穏やかに季節が進む、と書いた直後に西日本から東日本の太平洋側で、この季節としては信じられないような大雨が降りました。

米国や欧州では強烈な寒気の南下で大雪が降ったりしていますが、日本は気象庁の予報に反してまだのようです。今後も監視してゆきます。

2010年11月23日火曜日

今年の気象と農作物への影響①

またまた投稿が大変遅れてしまいました。最近お天気は比較的穏やかで、ひと雨ごとに秋が深まってきています。
今後も北日本では低気圧が通過する時に風雨が強まることがありますが、順調な範囲で季節が進んで行きそうです。
25日に気象庁から3ヶ月予報が発表になり、12月は寒さが厳しいとのことですが、今のところ天気図にはその兆候はありません。厳しい寒気の兆候がありましたらお伝えしてゆきます。
さて本題の今年の気象と農作物への影響ですが第一回は水稲から。
今年の水稲作付け期間の気象の特徴は何と言ってもやはり初期の低温と、その後の高温、北海道ではこれに期間中ずっと悪天候が重なるという、かつて経験のないタイプの厳しい条件でした。
初期の低温では苗の生育遅れから、田植えが1週間から10日遅れたところもあり、作業スケジュールに大きな影響を与えました。その後6月中旬になり今度は突然の好天と高温に見舞われ、イネドロオイムシの多発や稲の急な生育から、除草剤の薬害や不効が発生した所もあったようです。
その後はひたすら異常な高温が続いたわけですが、北海道や北東北ではこれにしばしば悪天が加わり、いもち病が多発しました。高温はフタオビコヤガ(アオムシ)やカメムシの多発を呼びました。
登熟期の高温は稲のストレスとなり、アミロースの生成や乳濁など米の品質低下を招くこととなりました。

こんなに厳しい条件で苦労して作った米が、あんなに安い価格でしか売れないのですから農家さんもたまったものではありません…

2010年10月26日火曜日

突然冬到来

今日突然冬がやってきたという感じで皆さん戸惑われているのではないでしょうか。
実は天気図も、南には台風があるのですが、日本付近は強い冬型の気圧配置になっていて、おかしな感じです。
南の台風は、動きに注意が必要です。

2010年10月10日日曜日

9月22日に山口でトビイロウンカ



会社の方から、9月22日に山口県のトラップにトビイロウンカが異常な数でかかったとのご報告をいただきました。

もうこの時期の飛来ウンカは被害につながらないと思い込んでいましてチェックしていなかったのですが、過去の天気図を調査してみたところ、確かに9月20日頃からの下層気流が中国南部から一直線に西日本に向かっていることがわかります。

来年は初期から収穫期まで継続チェックをしていきたいと思います。

さて前回の投稿で毎週1個の台風発生を予測したのですが、その後1個も発生していません。

ラニーニャ現象で西部太平洋の海面水温が高いため、台風多発の可能性があると考えたのですが、現在は日本の近海は海面水温の高いエリアが多いものの、マリアナ諸島付近や日付変更線に近い赤道領域の海面水温は平年並み~平年より低い状態です。

またこれはパッと見ただけで、何も検証していないのですが、貿易風(低緯度の東よりの風)が一定すぎて台風ができるための波動(軽い気圧の谷)がないように見えます。

前に書いた通り、10月いっぱいは、秋雨前線が次々と日本の上を通過していきます(台風は秋雨前線に沿って進むことが多い)ので、台風ができたら進路には警戒してください。

次回以降は今年の異常な天候で、どんな作物にどんな影響があったかについて書いていきたいと思います。

2010年9月20日月曜日

やっと秋が来ます

プライベート関係が忙しく、半月以上も更新できませんでした。情報を求めておられた方には申し訳ありません。

さて、もうあちこちの天気予報でも流れていますが、暑かった西日本、東日本とも秋分の日を境に急に秋になります。

これからは多くの作物が収穫期に入りますが、日本付近にかかる秋雨前線の動きと台風に注意してください。秋雨前線は、住んでいる地域の真上にかかる時は大雨に注意、住んでいる地域が前線の北側に入る時は低温、南側はまだ夏の領域ですので高温に注意です。
台風はこれからは大体1週間に1つくらいの割合で発生し、秋雨前線の南下と共に、日本付近を通過する可能性が高くなってきます。
大型台風や強い台風は例年9月に日本に影響を与えることが多いのですが、今年は秋雨前線の南下が遅く、日本付近の海面水温も高いため、10月いっぱい警戒が必要です。

2010年8月29日日曜日

コブノメイガ飛来と今後

夏休みなどがあって更新遅れました。もう8月も終わりだというのに厳しい暑さが続いています。

さて、前回8月12日にアップした情報で、ウンカ類の飛来予測を出しました。正直今回は空振りだったかと思い、原因調査に入ろうとしていたのですが、そうしたら佐賀・川副町に多量のコブノメイガがかかっていました。(8月17日から、8月20日ピーク)。
この時期に飛来したコブノメイガが増殖して加害するかどうかは防除所等の情報を確認してください。

今後のお天気の見通しですが、前回の8月12日頃から今日まで、ほとんど天気図の形が変わっていません。日本のすぐ東に太平洋高気圧の中心が居座り、この時期なら時々下がり始める秋雨前線が北海道から東北北部くらいまでしか下がらないという状況です。
しかも太平洋高気圧が強いため、この周りを回る気流が非常に暖かく湿った空気をもたらし、秋雨前線がかかると北海道(美瑛町、東神楽町)や秋田のように大雨となる傾向です。

予想通り今週からは、台風や熱帯低気圧多発の傾向が出てくる見込みです。動きに注意です。
また9月に入ると、やっと秋雨前線が南下してくる予想ですが、前線がかかると大雨の心配、かからなければ暑さが続くということでどちらも注意です。

2010年8月12日木曜日

ウンカ飛来予測&台風


現在、台風が日本海を通過中です。
北日本に向かって進んでいますが、前面に発達した雨雲があり、雨については現在がピークになっています。
また通過時には急に風が強くなってきますので、今風が弱くても油断しないよう警戒してください。
さて、台風通過後の西日本はウンカ類が飛来しやすい気流となっています。昨日くらいから今後17日頃まで同じような風向になっていますので、まとまった飛来になる可能性があります。
今回は台風通過後ということで、気流が強いため西日本や北陸にも飛来する可能性があります。防除所の情報に注意してください。さらに韓国方面も前線の南側に入って日本と同じような条件です。
今夏は初期がエルニーニョ現象の名残で日本のはるか南海上の対流活動が不活発だったため、台風の発生が少なくなっていましたが、現在はラニーニャ現象に転じ海面水温が高くなっていますので、今後は台風が多発してゆく可能性があります。
最近は台風の1週間前後の進路予想(大体どちら方面に進むのか)の精度も上がってきていますので、台風が発生したら、週間天気図をチェックしておくと良いでしょう。これから秋にかけては農作物の収穫時期に入ってきますが、1日の判断の遅れが大切に育てた作物を台無しにしてしまうことになりますので、注意してみてください。

2010年8月6日金曜日

ウンカ飛来速報


前回の投稿で7月29日から30日頃のウンカの飛来を予測しました。
鹿児島防除所のデータでは確かにこの頃も飛来がありますが、その後8月2日にセジロウンカ162頭がかかっています。
左の図がその頃の下層気流の予想図ですが、確かに中国方面からの西寄りの気流が確認されています。
今後は太平洋高気圧が張り出した状態の似たような天気図がしばらく続きそうですが、少し後退すると西寄りの気流となり、まだ飛来する可能性がありそうです。
今年はコブノメイガの増殖が顕著で、セジロウンカは飛来が多いのが特徴です。防除所などの情報にご注意ください。
しかし暑い日が続きますね・・・ 前回の投稿で「激暑」の根拠を書きましたが、その通りになりつつあります。農作物ばかりでなく、体調管理もご注意ください。北日本は前線の通過などで一服もありますが、関東以西は向こう1週間は変化の兆しなしです。

2010年7月28日水曜日

気圧の谷と酷暑の予兆


予想通り西から天気が崩れてきました。今回の気圧の谷はかなり深く、これから数日は全国的に風雨の強まるところが多く、要警戒です。
何日か前まで太平洋高気圧の張り出しが強く、ウンカの飛来ももう終わりかと思っていたのですが、29日から30日頃はまた飛来に適した気流になってきそうです。
ここ数年の飛来や被害動向を見ていると、お盆頃までに飛来したウンカは、その後増殖して収穫前の水稲に被害を与える可能性がありますので、注意して見ておく必要があります。
6月下旬から7月に飛来したウンカ(特に今年はセジロウンカが多い)の増殖が著しく、宮崎や和歌山では注意報が発令されています。本格的な防除の時期に入ってきたようです。
さて、先日フジTVの番組を見ていたら、今年は酷暑ならぬ「激暑」になると予想されていました。
6月に発表された気象庁の3ヶ月予報ではまだ北日本の冷夏を予想していましたが、その頃とは状況が全く異なっています。当時はまだエルニーニョが収束しつつあるという状況下、インド洋の海面水温との相対的な関係から太平洋高気圧の北への張り出しが弱いだろうという見方でした。
しかし現在はエルニーニョの収束はおろか、ラニーニャ現象に転じて、西部太平洋の海面水温が上昇しています。その結果、インド洋の対流活動に由来して発達するチベット高気圧と、西部太平洋の対流活動に由来して発達する太平洋高気圧が、東西数千キロに及ぶ安定した高圧帯を形成し始めている模様です。この時期高気圧に覆われて天気が良ければ当然気温は上昇するわけで、風も吹かないため熱の逃げ場がなく、異常高温につながります。
上の週間予報図を見ていると、今後も5日から1週間程度の間隔で北日本中心に上空を寒気が通過して行くので、雷雨になる時は来るのですが、8月2日から4日にかけての天気図は完全な高気圧圏内で、うわぁ~暑そう(熱そう?)という感じです。
激暑の予想は根拠ありです。

2010年7月23日金曜日

猛暑と今後の天候


先週の梅雨明けから強烈な太平洋高気圧に覆われ、東北以西の広範囲で猛暑となりました。
これだけ暑いとまず農作物の水管理が大変ですし、害虫が増殖してきますので、防除所の情報に良く注意して早めの防除をご検討ください。
また北海道では低温傾向は解消しましたが、梅雨のような悪天候が続いており、こちらは病害の多発しやすい環境です。
全国的に気温が高い状態は今後も変わらないのですが、天気図の様子は今週末くらいからだいぶ変わってきます。
まず23日~25日頃にかけてまたまた上空を寒気が通過していきますので、特に東日本で局地的な大雨(いわゆるゲリラ豪雨)が発生しやすい状況になります。
北日本は今週末からしばらく悪天候が続きますので、こちらも病害への警戒が必要です。
まただんだん太平洋高気圧が弱まり、西から気圧の谷が近づいてきますので28日頃からは西日本も天気が崩れてきそうです。

2010年7月17日土曜日

ウンカ飛来情報・梅雨明け

7月11日長崎、12日熊本でトビイロウンカのまとまった飛来があったとの情報がありました。これでまとまった飛来は今季3度目ということになります。
コブノメイガは飛来数の割に被害が多いとの情報がありますので、防除の検討が必要です。
太平洋高気圧の張り出しに伴い、16日頃から韓国方面にウンカが飛来しやすい気流となっています。

さて、局地的豪雨の多かった梅雨ですが、関東から九州北部までが予想通り梅雨明けとなりました。
今年は再三お伝えしています通り上空の寒気の影響で、太平洋高気圧の周りを廻る暖湿気流が入る所で局地的豪雨が起こりやすい状況で、この傾向は今後も続く可能性大です。
今年は梅雨が明けても油断できない年です。

2010年7月12日月曜日

梅雨明けの可能性


昨日から日本付近を低気圧が通過中で、所々で風雨が強まっています。
前回投稿した通り、この低気圧による前線の北上で、左図の通り中国方面からの気流が発生していますので、再びウンカ類の飛来があるかもしれません。
10日~12日くらいまでが気流の方向性、強さともに揃っています。防除所等の情報に注意してください。
また、15日頃から太平洋高気圧が西に張り出してきて、梅雨前線が北日本まで押し上げられ、関東以西は晴れて暑くなってくる予想です。
その後も高気圧が居座るかどうかはまだ現時点では不明ですが時期的には梅雨明けしてもおかしくない状況です。
今週末頃にはどうなるかわかると思います。

2010年7月8日木曜日

北海道の状況、ウンカ飛来情報


本日、北海道の水稲圃場調査に行っていました。今年の北海道は田植えの5月下旬頃はずっと低温、日照不足気味でしたが、6月中旬頃から今度は高温に転じ、つい3~4日前まで高温多湿の状況が続いていました。その後は東側に低気圧があるために北寄りの風となり、再び低温傾向に転じています。

この状況による顕著な現象がいくつか起きています。

①いもち病の発生が懸念される(高温多湿が続き病菌が増殖。再び低温・日照不足となると、稲の生育が悪化し感染しやすくなる)→北海道地方には7月5日に葉イモチ病の注意報が発令されています。

②害虫の多発(急な高温化で育苗箱処理の殺虫剤の残効が切れた頃に害虫が増殖、イネドロオイムシやフタオビコヤガ、イネハモグリバエの被害が顕著)

③除草剤の薬害が多発(高温化で水稲が除草剤成分を急に吸い上げたために、普段薬害が出ないような除草剤まで薬害が発生、また初期の低温による農作業の遅れで代かきのできなかった田圃があり、水深のばらつきによる薬剤接触薬害など)

また天気図を見るとこれまで出現していなかったオホーツク海高気圧が現れました。今のところ極端な低温の予報はありませんが、日照の少ない条件が続きそうです。


また変わって九州の状況ですが、佐賀・嬉野町のトラップに7月4日3,028頭のセジロウンカがかかりました。
鹿児島防除所では7月5日~6日もセジロウンカがかかっています。上の図は7月5日頃の下層気流ですが、この頃も中国方面からの気流が継続していたことがわかります。
佐賀防除所のHPには飛来第一波(6月20日頃)の防除タイミング(第2世代幼虫の増殖期:8月上旬)が既に掲載されました。
北海道も九州も本格的に防除を検討すべき段階に来ていると思われます。

2010年7月6日火曜日

長崎・諫早ウンカ飛来

長崎県の諫早で7月3日、4日に各々778頭、423頭セジロウンカがかかっています。
今後の増殖に注意が必要です。

2010年7月5日月曜日

ゲリラ豪雨とこの先の天候

前回の投稿で、2日~5日まで梅雨の中休みと書きました。梅雨前線としては弱まり、梅雨の中休みにふさわしい状態だったのですが、前から書いている通り、今年は上空に寒気が断続的に通過し、2日~本日辺りもずっと上空には寒気が居座っています。地上には蒸し風呂のような暖かく湿った空気、上空には寒気となると積乱雲の出番です。
それで、3日は九州南部、本日は関東、いや東京北部(板橋、北区)、埼玉南部で局地的な激しい雨が降りました。
そして明日には次の寒気の塊が南下してきます。寒気のレベルとしては明日からの寒気の方が強く、九州から関東の広い範囲で雨、特に局地的な大雨に注意が必要です。九州南部は南の海上に豪雨をもたらす雲が継続的に通過していて、これがかかると大雨になります。最近は雨雲の画像が色々なサイトに掲載されていますので注意して見ていただくとよいと思います。(しかし九州南部などはこれだけ降ると農業の皆様も手の打ちようがなくなりますね)

さてウンカ類の飛来については、鹿児島防除所のジョンソントラップに6月30日96頭のセジロウンカがかかっています。九州が前線の南側に入っていた7月3日頃まではウンカ類の飛来が続いていた可能性がありますので、防除所の情報に注意してみてください。この後はしばらく前線が南に下がって九州付近は北寄りの風に変わるので、大規模な飛来はなさそうです。
次回は今のところ12日頃からが要注意です。次回のパターンでは韓国辺りに飛来の可能性も出てきます。

2010年6月29日火曜日

ウンカ飛来予測


前回更新の通り、昨日(28日)から少なくとも30日くらいまで、中国大陸からの西南西の気流が継続する見込みですので、ウンカ類の飛来があるかもしれません。
防除所等の飛来情報に注意してみてください。
九州沖縄農業研究センターのM村先生から、ベトナムや中国で新しいウィルスを持ったセジロウンカが見つかり、被害が出始めているとの情報がありました。
飛来があった地域では早めの防除が必要です。
なお、現在各地で大雨に見舞われていますが、7月2日~5日頃までは一旦梅雨前線が弱まる見込みで、短い梅雨の中休みとなりそうです。

2010年6月27日日曜日

ウンカ飛来予測&3か月予報解説

一昨日ウンカの飛来予報を修正しましたが、今日の予報図を見ていると、28日~29日にかけて中国方面からの西南西の流線が解析されています。
しかしその後前線が一旦南海上まで下がる予報なので長続きはしないかもしれません。
この時期は太平洋高気圧の強弱で前線が上がったり下がったり忙しいので、天気含め予報が難しい時期です。

さて、24日に気象庁から向こう3カ月の長期予報が発表になりました。
内容は相変わらず8月頃の北日本の低温を予想していますが、だいぶトーンが変わってきています。
ひとつは、南米ペルー沖の海面水温状況がラニーニャ現象に転じている(ラニーニャの時は日本は暑い夏になる時が多い)こと、また以前から予想はされていましたが、今年はオホーツク海高気圧の発達が顕著でないことです。
唯一の北日本低温の根拠はインド洋の海面水温が高く、日本のはるか南海上の対流活動が相対的に弱いため太平洋高気圧の北への発達が弱いだろうという見方です。
いずれにせよ、現状は太平洋高気圧の張り出しが強く、全国的に気温が高く、この状態はしばらく続きそうです。
それより心配なのは前から指摘している大雨です。現状太平洋高気圧が強く、南からは暖湿気流が流れ込み、上空には断続的に寒気が入っています。大雨の降りやすい状況はしばらく続きそうですので、全国的に要注意です。

2010年6月25日金曜日

飛来予測修正

昨日次回ウンカ飛来予測を26日からとしました。
しかし、今回飛来のあった17日~22日頃の下層気流を分析したところ、中国南部から九州方面に一直線の西南西からの流線がありました。
次回26日頃からの気流はこれよりかなり南寄りで海上を吹いてくるため、飛来の可能性は低いと思われます。
現状西南西の気流になると予想されるのは6月30日~7月1日頃です。
前線の予想位置は日々変わるので、近くなったらまた情報アップします。

また昨日気象庁から3ヶ月予報が発表になっていますので、近々解説します。

2010年6月24日木曜日

次回ウンカ飛来予測



次回ウンカ飛来の条件が6月26日頃より揃いそうです。
左の図で、26日頃から太平洋高気圧の周囲を廻る東南アジア方面からの下層気流が認められます。
今回は太平洋高気圧が強まって梅雨前線が九州より北側にかかり、しばらく続きそうですので、本格的な飛来シーズンと言えそうです。
また26日~27日頃は再び上空に寒気が入ってきますので、大気の状態が不安定となり、特に西日本全域で大雨の恐れがあります。
北日本も一昨日から今日のように、西日本の大雨の後2~3日は雷、突風などの天気の急変に注意が必要です。

ウンカ飛来情報

勤務先の方よりウンカ飛来情報がありました。
またこれ以外に6月22日に鹿児島にコブノメイガ飛来の情報も寄せられています。

熊本県、長崎県、鹿児島県から下記の通りウンカ飛来の情報がありましたので転送します。セジロが主体ですがトビイロの飛来もあっているようです。
熊本県  熊本県合志市でトビイロの飛来を確認しました。  確定がとれたのは、6月20日の予察灯にトビイロ♀1頭です。  その他、6月17日~20日にかけて捕殺されたものを現在判別中です。  また、セジロが、6月17日~20日にネットトラップで♀29頭・♂34頭、予察灯で6月20日に♀22頭・♂14頭と捕殺が多い日が見られました。
長崎県  長崎県でもウンカの飛来があっております。  セジロは6月17~20日にかけて、トビイロは20日に予察灯(諫早市)で誘  殺を確認しました。  セジロ    6/17 予察灯 ♀14♂11    6/18 予察灯 ♀38♂28    6/19 予察灯 ♀20♂17    6/20 予察灯 ♀163♂122 ネット♂1  トビイロ    6/20 予察灯 ♀1♂3
鹿児島県  6月17日飛び立ちらしき飛来と思われる6月18日付で  トビイロウンカのトラップ捕殺を確認したので連絡します  大型吸引トラップ ♀ 2  でした。  第一外弁の基部に太い膨出.が認められておりトビイロ  ウンカと判別いたしました。

2010年6月19日土曜日

鹿児島でセジロウンカ飛来

鹿児島防除所で17日にセジロウンカ26頭の飛来が確認されています。また目が離せない季節がやってきました。

またここ数日は南九州や四国で大雨になったところがありましたが、次回は21日から22日頃の気圧の谷が要警戒です。
上空に強い寒気が入って来るので、西日本では大雨、23日から24日頃は北日本でも天気の急変に注意が必要です。

2010年6月16日水曜日

ウンカ飛来予測


18日頃から九州、四国辺りが梅雨前線の南側に入り、太平洋高気圧の外側を回る下層気流の流線が中国南部から直線的に入り、ウンカやコブノメイガが飛来しやすい条件になってきます。
防除所等の観測結果を注意してみてください。
ただこの時期、前線が近いと雨になり飛来できないことも多いので、本番はもう少し梅雨前線が北に上がってからということになります。
勤務先の海外営業の方の情報では、今年は全アジア的に低温傾向で、ベトナム、中国ともウンカの発生は少なかったようですが、薬剤抵抗性の害虫が増えていますので、飛来は少なくても注意が必要です。

2010年6月13日日曜日

サラダ菜

しばらくご無沙汰していましたが、サラダ菜は無事株になって週1くらいで食卓に上がっています。
間に四つ葉のクローバーを生かしたままにしてます。前の土からの生き残りです。

梅雨入り


予想通りに西から梅雨入りしてきました。
前回記載の通り、今年は上空を断続的に寒気が通過してゆく状況ですので、こういう時は雨量に注意です。
左の図を良く見ると、15日頃と20日頃に上空を寒気が通過してゆくのがわかります。寒気の通過時に梅雨前線がかかっている地域は大雨に注意してください。
太平洋に抜けた高気圧の勢力が強く、東北では南よりの風が吹いている関係で今のところ高温傾向です。
九州へのウンカ類の飛来は、中国方面からの気流が継続する日は少ないので当面なさそうです。

2010年6月4日金曜日

寒気の断続通過



一昨日から上空に寒気が入っていて、午後になると各地で雷雲が発生し、にわか雨になっています。
今日で一旦寒気は東に抜けますが、7日~10日にかけてと、13日頃から断続的に寒気が上空を通過してゆきます。
この時期は、日照があれば昼間は気温は上がりますが、高地や北日本では朝晩の気温低下、全国的に大気の状態が不安定で雷雨が起こりやすくなります。
この時期農作業で圃場に出られている方が多いと思いますが、入道雲が見えたら、落雷や突風、突然の雨に注意してください。
全国的に梅雨入りが遅れていますが、12日頃からやっと梅雨前線が北上の気配です。
今年は寒気が断続的に通過する傾向がありますので、梅雨前線が北上してくると、南からの湿った空気と上空の寒気で雨雲が発達し、大雨になりやすい状況です。沖縄で既にその傾向が出ています。本当に今年は低温と併せて目が離せません。

2010年5月29日土曜日

果樹価格小幅上昇


この4月の天候不順(特に3月末の凍霜害、4月の低温、悪天)により、果樹入荷量は減少しているが、消費者の節約指向により需要も減少しているため、価格上昇は小幅となっているとのことです。

3か月予報解説

5月25日に気象庁から6月から8月の3ヶ月予報が発表されています。
内容は1ヶ月前とほとんど同じで全般的に冷夏を示唆しています。
エルニーニョは終息していますがインド洋の海面水温が高く、相対的に日本の南は低く対流活動が不活発。そのために太平洋高気圧が発達せず、夏場になっても梅雨前線が北上しない。北日本は前線北側の寒気やオホーツク海高気圧からのヤマセの影響を受け、低温。東日本、西日本は前線の影響で悪天が続く、となっています。
今後1週間の天気図も、梅雨前線北上の気配すらなく、3ヶ月予報を支持するに充分な状況です。

2010年5月28日金曜日

訃報

22日にウェザーニューズの創業者である石橋博良さんが逝去されました。
10年ほど前、ウェザーニューズへの転職を画策していた時、石橋さんは何度も電話をくださった上、ぜひウェザーニューズを見て欲しいと見学ツアーを企画していただき、自らご説明をしていただきました。
ご縁がなく結局転職とはなりませんでしたが、「THE CONTENTS MAKER」という企業コンセプトを熱く語っておられたのを昨日のことのように思い出します。
入社をご辞退した後も英文で「また会ってビール飲もう!」とメールを下さいました。
ご冥福をお祈りします。

長崎県でセジロウンカの飛来確認


今日勤務先の方から長崎県で、5月22日に今年初のセジロウンカの飛来が確認されたとの連絡がありました。
5月21日から2日間の下層(850hpa)の気流解析図(左図)の通り、梅雨前のこの時期としては珍しく低気圧の中心が九州より北を通ったために中国から連続した南西寄りの気流が入り、ウンカを運んできたようです。
梅雨前はノーマークでした。(九州では早期米以外は田植えもまだのところがほとんどです)
これからはチェックしてゆきます。

2010年5月24日月曜日

深い気圧の谷・低温・梅雨



先週までの好天・高温傾向が遂に終わりを告げ、深い気圧の谷がやってきました。
この気圧の谷に向かって南から暖かい湿った空気が流れ込み、西日本から東日本では強い雨になっています。
好天が長かったということは東に抜けた高気圧が大きくて強いということで、後ろの低気圧はこの高気圧にブロックされて非常に動きが遅く、27日頃まで居座る見込み。
またこの低気圧はたちが悪く、上空に寒気を伴っているため北日本ではまた寒くなりそうです。
一昨日まで北海道の空知、上川管内を巡回していましたが、田植えが5日~10日くらい遅れていて、まだ植えていないところがほとんどでした。今週の悪天でさらに遅れなければ良いのですが…

また上の天気図の下の段の真ん中は29日の予想ですが、南岸に前線、オホーツク海高気圧という梅雨時の典型的な気圧配置です。九州南部の梅雨入りの平年は5月29日ですから、その後の状況次第ではこのまま突入の可能性があります。

2010年5月9日日曜日

12日ごろ通過の気圧の谷



7日から8日に通過した気圧の谷は、シビアな天気にはなりませんでした。上空の寒気はかなり強いものだったのですが、高気圧が非常に乾燥した空気を持っていたために、比較的安定した条件となりました。

しかし、12日頃通過する気圧の谷は500hpaで-27℃の寒気を持っています(左の図)ので要注意です。特に北陸以北ではシビアの天気(雷、突風)に要注意です。

この時期になってくると、上空に寒気があっても、何日か晴れると地上は温まるので、北日本でも雪の心配は少なくなってきますが、放射冷却による朝夕の低温は警戒しておいた方が良さそうです。

今日は埼玉の杉戸町の方まで行っていましたが完全に田植えは完了していました。

2010年5月5日水曜日

葉ダイコン収穫近し


夜画像ですみません。
4月中旬までノロノロ生育していた葉ダイコンも、このところの陽気で一気に生育してきました。
本葉1枚目は、どの株もハモグリにやられてしまっているので、内側の葉が大きくなるまであと1週間ほど待って収穫しようと思います。
サラダ菜は土が合わないのか、何か問題があるのか、いまだ小さい葉が2~3葉の状態で、写真を投稿するのも忍びない状況です。
しっかり株になったところで投稿します。

田植え(三郷)

写真は取り損ねたのですが、三郷付近を武蔵野線で通過中、田植えをしているのを何ヶ所か見ました。

2010年5月3日月曜日

5月8日と11日頃の寒気


週間予報で、連休明けは天気が崩れると報じられていますが、5月8日ごろと11日ごろ連続して通過する気圧の谷が、各々かなり強い寒気を持っているようです。

一昨日通過した気圧の谷も真冬並みの寒気を持っていて、4月29日には帯広で雪が降りましたが、本州では高気圧が南に入ったために南風となり、気温が下がることはありませんでした。

今度の気圧の谷で気温が極端に下がるかどうかも、地上の気圧配置にかかってきますが、今の時点ではまだどちらともわかりません。いずれにせよ、地上気温が上がれば雷や突風などが起きやすくなりますし、下がれば遅霜や、北日本では雪害などが懸念されます。

各地とも連休明けからは水稲作では苗づくりや田植え、畑では露地ものの作物の植え付けなどが一斉に始まりますが、特に週間予報の気温には気をつけて見ていることが大事かと思います。

2010年4月29日木曜日

5月1週の寒気?



今日は前線通過中で、強い南寄りの風が吹き荒れています。この前線(低気圧)の後ろの上空には-30℃という真冬並みの強い寒気があるのですが、低気圧の動きが遅いために地上では南西よりの風となるため気温は下がらない見込み。こういう時は大気の状態が不安定となり雷、突風などに注意が必要。

前回の長期予報解説で、5月第1週に強い寒気が入って注意が必要と書いていますが、今出ている5月5日までの週間予報関係の天気図ではまだ見えていません。恐らく左上の6日21:00の予報図で大陸中央部に顔を出している寒気を指しているのかもしれません。しばらく注意して監視してみます。

2010年4月25日日曜日

3か月予報解説

4月22日に気象庁より5月~7月の3か月予報が発表になりました。予報の判断根拠の文書も公開されているのですが、はっきり言って専門用語だらけで、気象予報士の私にも難解なものですが、解説してみたいと思います。
3か月予報の結論だけをピックアップすると
5月:とりあえず4月までの悪天は解消し、ようやく天候は安定。しかし寒暖差の大きい状態は北日本では継続
6月:梅雨前線の位置が例年より南に偏る傾向で、シトシト、梅雨寒型。全国的に低温。
7月:梅雨が長引き、北日本では低温。
5月は第1週目に北極振動の継続によるとみられる強い寒気の南下があって、この時期は遅霜など低温被害にかなりの注意が必要です。
しかしこの寒気の後は大きな高気圧に覆われ、しばらく好天が続き、気温も上がる予想です。
6月~7月は、エルニーニョは終息する見込みですが、インド洋の海面水温が高く、日本の南の海域の水温が相対的に低いため太平洋高気圧が発達せず、梅雨前線が南にはりついたままになり、全国的に寒気の影響を受けやすいということのようです。
かなり危険な雰囲気の予報です…

2010年4月24日土曜日

やっぱりハモグリ!

フリーマンさんのコメントを糧にハモグリでないことを祈ったんですが、やっぱりハモグリでした。
写真の通り白斑の一つの食痕が伸び始めています。
なぜかわかりませんがうちのベランダは虫も病気もガンガン出るので、お薬の試験には最適かもしれません。
今回はスタークルの灌注で対応します。

ベランダガーデン

ガーベラがきれいに咲いたので思わず投稿してしまいました。
低温続きで咲くまで時間かかった分花も長持ちするかもしれません。

2010年4月18日日曜日

葉ダイコンにハモグリ?



ベランダガーデニングの葉ダイコンのやっと出てきた本葉を見たらハモグリかもしれない白い斑点が・・・。
生理的なものかもしれないので、とりあえず防除はしないで賭けてみることに・・・。
農家のみなさんがいかに大変かわかります。葉物はハモグリに少しでもやられたら商品になりません。

2010年4月17日土曜日

凍害&野菜高騰

またまたとんでもない寒気が流入して、関東平野に雪をもたらしました。
記事の通り、天候不順でずっーっと野菜の高騰が続いています。
3月下旬の寒気や雪の影響で和歌山の梅が凍害、静岡の茶が霜害に遭い大きな影響が出ているようです。
このような寒暖の差が激しい気象傾向は94年に大冷害をもたらした時と似ているという人がいました。
また寒暖の差が激しいと、水稲では除草剤の薬害が出やすいと言います。(暖かくなったときに急激に吸収)
いずれにせよ今年は簡単にいかない年になりそうです。

2010年4月11日日曜日

ガーベラにハダニ発生


ガーベラの葉に白点が出ていたので裏返して見ると…
さっそくハダニが発生していました。
急に暖かくなったので出てきたのでしょう。
今年は失敗したくないのですぐに防除しました。

春の嵐


またも予想通り4月13日(火)頃に春の嵐となりそうです。
後ろにある寒気もまた強いので、低気圧の通過後は北日本では雪になります。
そろそろ北日本でも稲作、畑作の準備に入っているころですが、今年はまだまだ要注意です。

2010年4月4日日曜日

ベランダガーデニング

2週間近くかかってやっと葉ダイコンもサラダ菜も発芽してきました。発芽が温度に依存する事がよくわかります。
ガーベラも蕾のまま足踏み状態です。
今週も関東は暖かくなりそうにないのでゆっくり生育でしょう。

春の嵐

3月21日にコメントした、気圧の谷は深いのと浅いのが交互に来ると言った予想が不幸にも的中してしまい、一昨日(1日)の強風はまたひどかったですね。
今回は低気圧自体は爆弾というほど発達しなかったのですが、春の訪れと共に、移動性高気圧が太平洋に出るにつれて強くなっていくために、気圧傾度が高まり、強風が吹くパターンでした。
来週はまたしても南岸低気圧型で、関東では天気が悪く気温が上がらない日が続きますが、ひどい天気にはならない模様です。
その次の週にまたひどい天気にならなければ良いのですが・・・

2010年3月24日水曜日

ベランダガーデニング

この程度で農業とお天気の関係が語れるなどとは全く思っていませんが、お天気と植物の生育や病害虫の発生動向の感度くらいはつかめることを期待して、プランターに葉だいこんとサラダ菜を播種しました。3月20日の土曜日です。
ガーベラはもう10年位前からずっとやっています。
ついでに百日草も播種しました。

2010年3月21日日曜日

春の嵐

昨日から各地で強風の被害が相次いでいます。
今年は前に報告した北極振動の影響で、後ろにある寒気が強いために、低気圧が発達しやすく、いわゆる爆弾低気圧となって、被害をもたらします。
大体気圧の谷は深いのと浅いのが交互にやってくることが多いので、次の低気圧は今回みたいなことにはならないでしょう。

2010年3月15日月曜日

春の嵐の季節

典型的な春の嵐のシーズンになってきました。
日本海に低気圧が入って発達し、(東・西日本では)南よりの強風、前線通過前後の大雨となり、前線通過後は今度は北寄りの冷たい強風、日本海側の雪というパターンがしばらく続きます。
北日本では日本海低気圧の通過時は低気圧の北側に入ると、湿った重~い雪が降ります。これは本当に要注意です。
特に火曜日は大荒れになりそうです。

2010年3月11日木曜日

関東平野の雪

昨日から嬬恋村に来ています。
嬬恋のキャベツの苗は群馬県の平野部で作られるのですが、5月からの植え付けに向け、苗づくりが始まっています。
その最中、一昨日の大雪で、大きな影響を受けたそうです。トンネルが積雪でつぶれてしまっているとのこと。
しかしキャベツは強く、トンネルは柔軟性のある樹脂で組まれているので、雪が解ければ元に戻るし、苗も生育は遅れるもののダメになることはないようです。

2010年3月9日火曜日

関東平野の雪

9日は間違いなく雪というような書き方をしていましたが、南部のほとんどは雨になりそうです。
今回も低気圧が発達して南からの暖気が強く入るためです。9日9時の予想ではかなり寒気が入っているのですが、低気圧が進むにつれ暖気優勢になります。

2010年3月7日日曜日

積雪と農業







今年は雪が多いのでさあ積雪と農業について調べて書いてみようなどと思い、データを調べてみたら、意外に今年は積雪は少ない年であることがわかりました。



累積降雪量自体は北陸、関東北部、道東で平年より多かったのですが、3月7日現在の積雪は北海道で多い他はほとんどの地域で平年を下回っています。



最終的な残雪量はこれからの降雪次第でガラリと変わる可能性ありですが、さて何を記事にしようか・・・という感じです。



関東はまた冷たい雨です。15時の地上気温が5℃前後もあり、雪になるような温度に下がる頃には降水自体が終わりそうです。



それより関東平野では、先週から予想されている9日の雪の方が大変かもしれません。途中から強めの雨になって雪が残ることはないと思いますが、けっこう荒れそうなので要注意です。低気圧の後ろにある寒気は500hpaで-40℃と真冬並みの超一級が北陸付近まで下りてくる予想です。



2010年3月4日木曜日

関東平野の雪


先週は春になったのですが、今週はまた冬に逆戻りになってしまいました。

そして来週はまた寒気が入って、2月中旬までの南岸低気圧型になって、冷たい雨や雪が降りそうです。

特に9日は早くも関東平野の雪の可能性が高まっています。(添付の画像は、9日21:00の予想図ですが、850hpaの-6℃が関東の南まで下がっていて、降水があればほぼ間違いなく雪です)

野菜の高騰はいつまで続くのでしょうか・・・

2010年2月19日金曜日

来週から春

1月下旬からずっと南岸低気圧ばかり通って、西日本から関東の太平洋側は天気が悪く寒い日が続いていましたが、やっと来週から天気図の形が変わってきます。
低気圧は日本海に入るようになって、南よりの風が吹き、気温が上がってきます。

2010年2月15日月曜日

関東平野の雪


最近は2~3日おきに「関東平野の雪」のタイトルで記事を書いています。

明日16日の夜はまた雪のようです。
16日21:00の850hpaの気温は都心付近で+3℃くらいですが、17日9:00には-6℃くらいで急速冷却の予報です。850hpaが-3℃くらいで地上気温が2℃以下であれば雪の可能性が高くなります。
悪天と低温で野菜がずっと高いままです。

2010年2月12日金曜日

関東平野の雪

予報が外れて関東南部ではほとんど雪が降りませんでした。地上気温は都心付近でも1℃くらいまで下がりましたので、条件はそろったように思えましたが、上空では違うことが起こっていたようです。
今回の南岸低気圧は、南九州に春一番をもたらしたほど南からの強い暖気を持っていました。低気圧の中心に近いところでは、上空に0℃以上の層ができて、雨になりました。
地上気温が低かったために一度雨になった雨滴が再凍結して降る凍雨という現象が見られた所もあったようです。
まだ今後も似たような気圧配置が周期的に訪れそうですので、関東平野の雪もまだ機会があるでしょう。

2010年2月11日木曜日

関東平野の雪


忙しかったので最新情報を掲載できずにいました。

最新の予報では今夜21時の都心付近の850hpa気温は-3℃ですので、都心でも雪になる可能性が高いようです。

週間予報の天気図はウェザーニューズの方が精度が高かったということになるのでしょうか。
この1週間の間に起きたことで週間予報と変わったことは、昨日関東が前線の北側に入って、暖気が残る予定だったのが寒気に置き換わってしまったということです。
各地とも雪が多いので、そろそろ積雪と病害虫の関係についてレポートしていきます。
あと、コメントできる方の制限を外したので、記入いただいて結構です。(返答できるかどうか自信ありませんが・・・)

2010年2月6日土曜日

関東平野の雪


自宅できちんとデータを分析してみたら、12日の雪はなさそうです。

まず週間予想天気図が、気象庁発表とウェザーニューズ発表のものがだいぶ違うのですが、気象庁の予想図では低気圧のコースが南岸ではなく日本海を通るようになっています。

また南岸を通過するとしても、8日辺りに移動してくる高気圧が日本の南に入り、相当温かい空気をもたらすために、「寒気の呼び戻し」がなくなります。

関東平野の雪

今週は都心部でも2回雪が降りました。
また昨日は新潟中心に大雪になっています。
来週12日の予想天気図がまた関東平野に雪が降るパターンです。10日頃には寒気の状況がわかってきます。

2010年2月3日水曜日

1月の平均気温


昨日の新聞に1月の天候についての気象庁の発表が出ていました。
1月はとても寒かったと思うのですが、下旬の温かかった時期の影響で平均気温は平年を上回ったそうです。
イメージと全く逆の結果で、本当なのかと疑ってしまいます。

2010年2月2日火曜日

関東平野の雪

昨夜の雪、かなりの積雪になりました。
30日の予報では、都心付近の850hpaの気温は0℃だったのですが、31日夜の予報では−3℃程度で、地表付近の北からの寒気移流も強く地上気温は0℃前後まで下がりました。
この後の寒気が比較的強いので、今週は日中の気温が上がらず、農地の融雪は遅れそうです。

2010年1月31日日曜日

関東平野の雪


明日1日の夜から関東平野に雪が降る可能性が高くなってきました。
しかも低気圧がかなり発達する予報ですので、内陸部では大雪になるかもしれません。
東京など都心部で積雪するかどうかは、850hpaの気温がカギですが、現在の予報では1日21:00の都心付近が0℃ですので地上では3℃~4℃くらいと考えられ、可能性は低いです。
しかし、これが下層部の気流の関係や、寒気の入り具合などで、地上気温が2℃くらいまで下がると雪の可能性が高くなります。
これは今から予報しても無駄ですので、あとは積雪に備えた準備をしておくほかないということになります。
関東平野に今大雪があると、1月中旬までの寒さで生育が遅延している葉物野菜にさらに影響が加わることになります。こういうことを言うと影響が大きいので控えるべきですが、収穫期を迎えているなら明日(1日)の日中に収穫してしまうのも一案です。

2010年1月30日土曜日

多雨・日照不足と桃

昨年の山梨の桃、すもも収穫が過去10年で最低だったとの記事がありました。
桃は実が肥大する6〜7月の降水量が多かったのと、梅雨明け後の日照不足が生育に影響。
すももは3月下旬ごろの開花期前の霜害、夏場の天候不良により適期防除ができなかった事によるとのことです。

関東平野の雪

また関東平野の雪の可能性のある天気図になってきました。
段々大陸の冬将軍の張り出しが後退して本州南岸を低気圧が通りやすい形になっています。
来週は関東平野は天気が悪いです。

2010年1月26日火曜日

温暖化

地球が温暖化しているのは間違いないようですが、気候学の世界では、環境保護団体をバックグラウンドとする学者が、事実と異なる急速な温暖化傾向のデータを出して混乱しています。
温室効果ガスの排出削減は、ほとんど人類の経済活動の後退を強いることになり、これが調整のネックになる訳ですが、人類全体の生活向上を考えれば、先進国の貢献は明らかですので、途上国への経済援助をクリーンエネルギー(設備)にしたらどうなんでしょう?

2010年1月25日月曜日

暖冬傾向復活?

これからしばらく天気は周期変化を繰り返し、冬型の気圧配置にはなりますが長く続かない予想です。強い寒気の南下もなく、暖冬傾向復活の予感がします。
今のところ日本海側の平野部の積雪が平年より多いので、積雪が多い年と農作物の病害虫の関係をレポートし始めようと準備を進めていたのですが、お蔵入りになるかもしれません。

2010年1月22日金曜日

関東平野の雪

一昨日の投稿で関東平野の雪の可能性に触れましたが、どうもなさそうです。
まず25日は、南岸低気圧は通るのですが、発達しない予報。
27日も南岸低気圧が通るのですが、寒気の入り方が弱いパターンで雨になりそうです。

2010年1月21日木曜日

今晩強風・明日の晩から急速冷凍・来週南岸低気圧



こんな夜中に注意喚起してもしょうがありませんが、現在寒冷前線通過中で各地で強風が吹き荒れています。ご注意ください。
明日(21日)の夜から急速冷凍の予報です。22日~24日頃は冬型になって寒くなりそうです。


問題はその後なのですが、25日からだいぶ天気図の形が変わってくる予想で、本州の南岸を低気圧が次々通過するパターンです。


上空の寒気や気温次第ですが、関東平野部で雪が降るとしたら・・・という形です。
また近くなったらご報告します。




2010年1月17日日曜日

南極のオゾンホールと温暖化

今日の新聞に、元々南極は温暖化傾向が出にくいが、その原因がオゾンホールにある。これからフロンガス全廃などの効果が出てオゾンホールが消えると、南極の温暖化が強まるという皮肉な結果になるとの学説が紹介されています。

寒波と生育

ベランダのサラダ菜は今週もほとんど生育しませんでしたが、食べられる葉もあるので収穫することにします。
しかしアブラナ科の野菜というものはなんて強いんでしょう。氷点下になってもビクともありません。

2010年1月16日土曜日

寒波と作物相場

果菜類も上がり始めています。
来週は移動性の高気圧が本州の南側に入ってきますので寒さや日本海側の大雪も一段落ですが、21日頃には寒冷前線が通過して、再び強い冬型になる予想です。
1月は1ヶ月を通じて寒かった… となることがほぼ確定です。

2010年1月15日金曜日

温暖化と害虫

今日二つ目の話題は、冬場の気温が高いために、従来越冬できなかった害虫が増えているというものです。
このような話はアカマルカイガラだけでなく、ミナミアオカメムシなどでも言われていることです。