2010年12月29日水曜日

今年(2010年)の気象と農作物への影響②

このシリーズは年内に全て書こうとしていたのですが、結局暮れも押し迫ってしまい、年越しになってしまいそうです。
生協のニュースなどから抜粋した今年の気象(全般には春先の低温、6月に入っての急な好天、気温上昇、夏場の記録的猛暑、秋に入っても高温の継続)と農作物への影響について書いてみます。

ばれいしょ(北海道産):今夏の高温多雨などの影響で中心部に空洞のあるものが含まれる
柿(愛知産):春先の天候不順による生育の遅れに加え、9月に入っても夜温が下がらなかったため果皮の色づきが遅れ
なし(栃木産):高温・干ばつによる影響から小玉傾向
トマト:高温による花芽の落下に加え、気温の低下により色がつかないため、収穫量が大幅に落ち込み
えだまめ(山形産):夏場の猛暑の影響により莢だけで実が入らない現象が発生。1本の株から収穫できる総量の約30~50%程度が「実無し」莢となった。
さといも:夏場の高温による不作、9月の降雨影響により収穫量が大幅に落ち込み
ルッコラ(埼玉産):高温・干ばつによる作付状況不良
バジル(神奈川産):台風9号による影響ならびに9月後半からの低温・降雨の影響により収穫できるものなし

年末寒波→年越し寒波

前回年末寒波と書きましたが、全体的に1日位予想がずれ、低気圧の通過は30日~31日、寒波は年越し~三が日に来襲です。
まず低気圧ですが、急速に発達する見込みですので、西日本では風雨、北日本では風雪に注意が必要です。
また年越し寒波は上空500hpaの-30℃線が日本の南まで下がり、寒気の中心は北陸付近まで南下してくる予想で、日本海側は九州まで含め全国的に風雪が強まり、太平洋側にも雪雲が流れ込み、積雪するところがあるでしょう。

またこの先も断続的に寒気の塊が南下しそうな気配ですので、やっと気象庁の長期予報に近づいてきた感じです。
冬野菜の産地では予報に注意して栽培管理をしてみてください。

2010年12月27日月曜日

次は年末荒天&寒波

クリスマス寒波の詳細を書きそびれているうちに今度は年末寒波を書かなくてはならなくなりました。
今回の寒波も500hpaの-30℃線が本州全体にかかるほどで真冬並みですが、年末30日頃通過する低気圧の後ろには今冬一番の寒気が控えています。低気圧が発達しそうですので、通過の際の暴風雪、雨、また通過後の日本海側は西日本、九州まで風雪が強まる恐れがあります。
年末の帰省は注意が必要です。29日~30日頃は避けた方がよさそうです。

2010年12月19日日曜日

南岸低気圧&遂に寒気到来か

今週22日から23日頃通過する気圧の谷とその後の寒気は両方とも要注意です。
南岸低気圧は、コースによっては関東平野でも大雪になるようなパターンですが、今通過中の(低気圧前面の)寒気がそれほど強くないので、今のところ雨の予報です。
また、その後ろにはクリスマス寒波と呼ぶにふさわしい寒気が構えています。
詳細がわかったらまたお知らせします。

2010年12月14日火曜日

強い冬型

現在日本付近を気圧の谷が通過中で、この気圧の谷が抜けると強い冬型の気圧配置となり、初雪が遅れている地方でも便りが聞かれそうです。
寒気も今シーズンでは強い方ですが、大雪の目安と言われる500hpa(5,500m)の-30℃線は東北地方にかかる程度で、例年の真冬並みにはまだ程遠い感じです。
どうもまだ全般的に気温が高い状態が続いていて、どちらかというとまだ南岸低気圧の雨の方が心配です。
前回の投稿で、穏やかに季節が進む、と書いた直後に西日本から東日本の太平洋側で、この季節としては信じられないような大雨が降りました。

米国や欧州では強烈な寒気の南下で大雪が降ったりしていますが、日本は気象庁の予報に反してまだのようです。今後も監視してゆきます。