
本日、北海道の水稲圃場調査に行っていました。今年の北海道は田植えの5月下旬頃はずっと低温、日照不足気味でしたが、6月中旬頃から今度は高温に転じ、つい3~4日前まで高温多湿の状況が続いていました。その後は東側に低気圧があるために北寄りの風となり、再び低温傾向に転じています。
この状況による顕著な現象がいくつか起きています。
①いもち病の発生が懸念される(高温多湿が続き病菌が増殖。再び低温・日照不足となると、稲の生育が悪化し感染しやすくなる)→北海道地方には7月5日に葉イモチ病の注意報が発令されています。
②害虫の多発(急な高温化で育苗箱処理の殺虫剤の残効が切れた頃に害虫が増殖、イネドロオイムシやフタオビコヤガ、イネハモグリバエの被害が顕著)
③除草剤の薬害が多発(高温化で水稲が除草剤成分を急に吸い上げたために、普段薬害が出ないような除草剤まで薬害が発生、また初期の低温による農作業の遅れで代かきのできなかった田圃があり、水深のばらつきによる薬剤接触薬害など)
また天気図を見るとこれまで出現していなかったオホーツク海高気圧が現れました。今のところ極端な低温の予報はありませんが、日照の少ない条件が続きそうです。
また変わって九州の状況ですが、佐賀・嬉野町のトラップに7月4日3,028頭のセジロウンカがかかりました。
鹿児島防除所では7月5日~6日もセジロウンカがかかっています。上の図は7月5日頃の下層気流ですが、この頃も中国方面からの気流が継続していたことがわかります。
佐賀防除所のHPには飛来第一波(6月20日頃)の防除タイミング(第2世代幼虫の増殖期:8月上旬)が既に掲載されました。
北海道も九州も本格的に防除を検討すべき段階に来ていると思われます。
0 件のコメント:
コメントを投稿